沖縄本島中部・中城村にある中城モールの裏側には、静かなビーチがあります。その名も「マーメイドビーチ」。こぢんまりとしたこのビーチに、地元で話題の人魚像が佇んでいるのです。この人魚像は隠れた観光スポットとして注目され、スナップ撮影にもぴったりの場所です。この記事では、中城モール裏ビーチにある人魚像の正体や由来、周辺の見どころ、アクセス情報まで詳しく解説します。写真映えするビーチの楽しみ方もお伝えしますので、訪れる前にぜひチェックしてみてください。
目次
中城モール裏ビーチに出現した人魚像とは
中城モールの裏手に広がるビーチは全長およそ1キロメートルの白砂の浜辺で、沖縄の地元民に「マーメイドビーチ」と呼ばれています。入江のように海が広がり、遠浅でゆったりしています。波打ち際には目を引く白い人魚像(マーメイド像)が設置されていて、まるで絵葉書のような景観を作り出しています。海をバックにポーズを取るこの人魚像は、まさにビーチのシンボルとも言える存在です。像は地上に固定されているため、潮が満ちても流される心配がありません。
人魚像の周辺にはベンチやテーブルがいくつか置かれており、休憩スペースが確保されています。ビーチ沿いにはギンネムやガジュマルの木陰が点在していて、木陰の下で海風に当たりながらゆったり過ごすのがこのビーチの過ごし方です。人魚像はその撮影ポイントとしても人気で、カメラやスマホ片手に訪れる人があとを絶ちません。観光客はもちろん、日常的に仕事や休憩で訪れる地元の人々も多く、老若男女に愛されています。
ロケーションと特徴
中城モール裏ビーチは、沖縄自動車道の中城インターから車で約10分、那覇空港からは車で約50分の位置にあります。国道329号線沿いにある中城モールの駐車場に車を停め、モールの建物沿いの小道を進むと、公園のような木立を抜けてビーチにたどり着きます。ビーチには舗装された専用駐車場はありませんが、中城モールの駐車場(無料)を利用できます。ただし、土日祝はモール利用者で混雑することもあるので、平日の訪問が比較的ゆったりと楽しめます。
ビーチの砂はサラサラの白砂で、透明度も高めです。水平線には東シナ海の広大な海原が広がっており、晴れた日には海に反射する光がきらきら輝きます。遠浅で波も穏やかなので小さなお子様連れでも安心して遊べます(遊泳は禁止されていますが、波打ち際で水遊びを楽しむ親子連れも見かけます)。また、ときおりパラグライダーやハンググライダーが上空を飛ぶレアな光景も楽しめます。
写真スポットとしての魅力
海沿いの遊歩道沿いには人魚像のほかにも、写真映えする仕掛けがあります。ビーサン型のブランコや顔ハメパネルなど、思わず写真を撮りたくなるアイテムが点在しています。特に顔ハメパネルは人魚さんと一緒に撮影できる人気スポットで、SNS映えを狙う方にもぴったりです。夕暮れ時には美しいサンセットをバックに撮影でき、幻想的な写真が撮れます。
またビーチの木陰では白いベンチやテーブルが設置されており、お弁当や軽食を広げるのにも便利です。こうした休憩スペースで海を眺めながら一息つくひとときは、「穴場」に来たことを実感させてくれます。ビーチの落ち着いた雰囲気と珍しい人魚像の組み合わせは、写真に撮っておきたくなる魅力的な光景です。
隠れた二体目の人魚像
実は、このビーチにはもう一体の人魚像が隠れています。波打ち際の像から少し木陰の方へ歩くと、別のポーズをした人魚の像を見つけることができます。こちらは眺めているとどこかコミカルな表情で、晩年のタコや魚を思わせる見た目をしています。その姿と遠景のコントラストも興味深く、ビーチを探索する楽しみが増えます。
二体目の像は木陰にあるため、わかりにくいかもしれません。見つけるコツは、波打ち際ではないテーブル席側に目を向けること。陽が沈む時間帯になると影色が映えるため、写真撮影のポイントにもなっています。どちらの像も仕掛けのひとつなので、是非探してみてください。
人魚像の由来と地元の伝説

このビーチに人魚像がある理由は、昔この場所に「マーメイドレストラン」という喫茶店があったことに由来します。レストランおばあが店内から眺められるビーチに、白い人魚像を置いていたのが始まりでした。中城モールが建設された後、当時のマーメイドレストランは移転し、古い店舗がなくなりましたが、そのとき使われていた人魚像はそのままビーチに残されました。今ではモール内の新しい食堂に「マーメイド」という名が引き継がれ、店内の海側に人魚像を見ることができるそうです。
人魚像のデザインについては諸説あります。一説には、作者はもともとマーメイドレストランを営んでいた地元のおじいさんで、この像を自ら彫刻したと言われます。尾びれの部分が錆びている金属製で、沖縄の魚をひょっとこに見立てたような素朴な形状です。現地では「プレイボーイ誌を見ながら作った」というユニークな伝説も囁かれており、どこか昭和レトロな雰囲気を感じさせます。また、地元の人たちの間ではこの人魚像に「縁結びのご利益がある」という話もあります。人魚が恋や海の恵みを象徴する存在として親しまれており、カップルで訪れて記念写真を撮ると仲良くいられるとも伝えられています。
中城モール裏ビーチで楽しむマリンアクティビティ
中城モール裏ビーチは正式な海水浴場ではありませんが、海遊びの拠点としても魅力的です。
シュノーケリングや磯遊びを楽しむ人も多く、波が穏やかなのでカラフルな熱帯魚を間近で観察できることもあります(珊瑚礁は少ないので、シュノーケルは足元付近で魚を見る感じです)。お子様連れなら、波打ち際で砂遊びや水遊びをするだけでも十分楽しめます。
また、沖縄らしいマリンアクティビティが充実しているのも特徴です。ビーチ奥にはマリンショップがあり、ジェットスキーやパラセーリング、ウィンドサーフィンなどの体験も可能です。砂浜には白いテーブルとベンチが設置されている場所があり、有料でバーベキュースペースとして利用できます(食材は持ち込み)。湖のような穏やかな海面を眺めながら、ビーチでのBBQは格別です。
波のある場所ではボディボードやサーフィンも楽しめます。周辺の風は比較的安定していて、サーフィン歴のある地元の方も練習に訪れるほどです。海岸線を歩けば、海風が気持ちよく潮の香りを感じられます。
<ビーチ比較表>
中城モール裏ビーチと周辺のビーチを設備・特色で比較してみましょう。
| ビーチ | 特色 | 設備(トイレ・シャワー) |
|---|---|---|
| 中城モール裏ビーチ | マーメイド像あり 白砂&遠浅 |
なし(隣接カフェで有料シャワー可) |
| サンセットビーチ(北谷町) | 夕日が有名な白浜 整備された遊泳場 |
あり(トイレ・シャワー完備) |
| 残波ビーチ(読谷村) | リーフが広がる天然海岸 サンゴ礁や風力あり |
トイレ・シャワーあり |
シュノーケリング・海遊び
白い砂浜と透明度の高い海水が魅力で、シュノーケリングポイントとしても知られています。ビーチ近くは遠浅なので、深いところに行かなくても水面近くに泳ぐ熱帯魚や小さな生き物を観察できます。お子さま連れの場合は、岩場でヤドカリや小魚に出会うこともあります。水遊び用の簡易浮き輪やマットを持参すると安心です。
サーフィンやパラグライダー
波が適度にある日にはボディボードやサーフィン向きのビーチになります。周囲に大きな建物がなく風通しが良いため、パラグライダーやパラセーリングの体験プログラムも行われています(事前予約制の場合あり)。空から見下ろす大海原や白浜と人魚像の風景はまさに絶景。マリンアクティビティを通して沖縄の海を楽しみたい方におすすめです。
バーベキューやピクニック
砂浜と緑の木陰が織りなす景色の中で、手軽にバーベキューを楽しめるのも魅力です。ビーチ沿いには白ペンキのテーブルセットが設置されており、休日にはビーチパーティーを楽しむグループで賑わいます。食材やBBQセットは近隣のコンビニやスーパーで調達可能です。お酒を飲みながらゆったり海風を浴びるのもいいですね。
周辺スポットとグルメ情報
中城モール裏ビーチ周辺にも魅力的な施設があります。まず、中城モール1階には「カフェ マーメイド」があります。ここはビーチサイドにテラス席があり、海を眺めながら食事やカフェタイムが楽しめます。名物は大きなタコスで、食事メニューも充実しています。
モール内には他にも沖縄そば店やステーキ店など飲食店が揃っています。ビーチで遊んだ後にモール内のレストランで食事というプランもおすすめです。食品スーパーやお土産屋さんもあり、琉球ガラスや沖縄特産品を扱う店もあるので、お買い物も楽しめます。
またビーチから道路を挟んだ向かい側には外国人向けの輸入食品店があります。こちらはおしゃれな食材が揃っていて、BBQ用の洋風食材やお菓子が手に入ります。ビーチと隣接している「マリンショップ」ではマリンスポーツのレンタル用品を借りられます。ビーチ遊びの前後に立ち寄ると便利です。
中城モール裏ビーチへのアクセスと設備
中城モール裏ビーチへは車やバスでアクセス可能です。那覇空港からは沖縄自動車道を経由して約50分。路線バスなら那覇バスターミナルから琉球バス83番系統で「九場崎」バス停まで行き、徒歩3分です。ショッピングセンターである中城モールの無料駐車場が利用できます。ただし駐車場とビーチのアクセスは裏手に通じており、初めて訪れる場合はモールの南側を目指すと近いです。
車・バスでの行き方
車の場合は国道329号線沿いの中城モールに向かうとわかりやすいです。モール敷地内に広い駐車場があり、そこからビーチまで徒歩5分ほどで到着します。バス利用の際は「九場崎」下車後、バス進行方向の歩道を数分歩くとビーチに到着します。バス停にはモールの看板が見えるため、迷うことは少ないでしょう。
駐車場と出入り口
中城モールの駐車場は無料で広く、車中泊や長期駐車も安心です。しかし店舗利用者優先のため、満車の場合は近隣のコインパーキングを利用してください。ビーチへの入り口はモール建物の裏側にあります。駐車場から芝生の遊歩道を抜けるとすぐビーチに出られます。遊歩道は舗装されていますが、砂が積もる場所もあるのでハイヒールよりサンダルやスニーカーがおすすめです。
トイレ・シャワーなどの設備
市営のビーチではないため、更衣室やシャワーは公式には整備されていません。中城モールビーチ自体にトイレやシャワーがあるという情報もありますが、2024年現在、シャワーは故障中のことが多く利用できない場合があります。ビーチ沿いに簡易シャワーが設置されているものの、鍵がかかっていることが多いため、中城モール内の「カフェ マーメイド」などで有料シャワー(5分300円程度)が利用できます。
トイレはモール内のトイレを利用しましょう。海で遊ぶ場合は着替えをモールで済ませ、ビーチへ向かうのが便利です。
遊泳禁止や安全注意
中城モール裏ビーチには監視員はおらず、遊泳は禁止されています。遠浅で波が穏やかとはいえ、潮の流れによっては足元が急に深くなる場所もあるので特にお子様連れは注意が必要です。海水フライングボードやサーフィンなど刺激的な遊びをしたい場合は、周辺の海水浴場に比べると自己責任となります。飲酒後の海水浴は絶対に避け、ライフジャケットの装着など安全対策をおこなってください。
ビーチは清掃が行き届いており、ゴミ箱も設置されていますが、ゴミは持ち帰るのがマナーです。夜間は照明がないため、夕暮れまでに切り上げるかモール内施設を利用してください。ペット連れは周囲の迷惑とならないようリードをつけ、糞尿の処理を徹底しましょう。
まとめ
中城モール裏ビーチは、見逃されがちな場所ながら人魚像をはじめとしたユニークな見どころ</spanが魅力の穴場スポットです。地元の歴史や伝説を肌で感じながら、白砂のビーチでのんびり過ごせます。熱帯魚観察やマリンスポーツ、BBQなども楽しめ、大勢に人気の観光地とは一味違った沖縄の自然を体験できます。初めて訪れる場合でもアクセスは簡単なので、ドライブや写真目的で足を運んでみてください。沖縄中部でちょっと珍しいビーチ体験を求めるなら、中城モール裏ビーチはおすすめです。ゆったりとした時間と素敵な景色が、きっと忘れられない思い出になるでしょう。
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